年金は、権利か?義務か? Vol.135

年金は、権利だろうか?
義務だろうか?


義務・権利という言葉を聞くと、子供の頃の社会の授業を思い出します。
日本国憲法。
日本の憲法の中でも、国民の義務・権利ということが言われています。
  
   
しかし、日常の生活の中では、義務と権利とは、権利を持っている側の人がよくつかいます。
義務と権利は、権利者側の都合を中心として、使われていることが多いです。
「権利があるんだ…」「義務を負っているんだぞ…」って言葉です。
   
   
でも、そもそも義務と権利というのは、表裏一体なもの。
義務をおったから、その負った分権利を受け取ることができる。
そして、権利を受けたければ、その分義務を果たす必要がある。
義務と権利というのは、本来バランスされているのが本質です。
  
  
年金の義務と権利を考えてみます。
今年金をもらっている人、もうすぐ年金をもらえる人にとっては、”年金は権利”と考えています。
年金を受給している人には、「払ってきたのだから、年金は権利であり、財産だ」と言う人もいます。
     
   
40-50歳くらいを境にて、それ以下の人にとっては、”年金は義務”と感じています。
法律で決まっているから払っているだけ。でも払っていても「どうせ将来年金なんてもらえないし…」と考えている人は多いです。
すなわち、年金は権利などではなく、義務・役務なのだ、と感じています。
    
 
義務と権利は本来バランスすべきもの、年金も、本来はバランスされるべきものです。
しかし、今の年金受給者は、支払った年金の数倍、十数倍の受給を受けています。
若い人は、支払った年金ほどの年金を受け取れない時代になる。
バランスされず、若い人が受給者の何倍・何十倍もの負担になっているのが現状です。
  
  
そこで登場するのが、憲法や法律です。
本来、憲法や法律というのは、義務と権利のバランスの崩れているとき、一方への偏りを少なくするように存在すべきものです。
  
  
しかし、今の政府が行っている政策や法案は、バランスの調整に向かっているようには思えません。
ニッポンの未来を明るくするようには思えません。
  
   
たとえば、最近世の中では、税と社会保障の一体化の議論が行われています。
私は、今の状況での「税と社会保障の一体化」には反対です。
年金の場合、税源を消費税と考えているようですが、消費をしなければならない人たちは、若い世代であり、子供がいる世代であり、成長していく為の子供たちです。
結局は、若い世代や子供がいる世代の負担が増えるだけだと思います。
  
  
ニッポンの未来、子供たちの未来を明るくするには、その前にすべきことがあります。
既得権益をへらすこと。
年金以外にも、いろんな既得権益があります。
そんな既得権益を減らすことなく、税と社会保障の一体化をすすめれば、結局は国が滅びる気がします。