次世代リーダー育成を実施する企業は増えている。しかし… Vol.221

Signpost in blue sky with clouds【次世代リーダー育成を実施する企業は増えている。しかし…】

産業能率大学から、「次世代リーダー育成」に関する調査結果が出ています。産業能率大学様、興味深い情報をどうもありがとうございます。
参考文献: 産業能率大学 第3回「次世代リーダーの選抜型育成」に関する実態調査 報告書サマリー


過去から比べてみると、「次世代リーダー育成」教育を実施している企業は増加しています。レポートにあるように、経営者は「次世代リーダーが全然足りない」と強く感じているようで、その危機感が次世代リーダー育成を増やしているようです。


レポートをみてみると、「あれっ!?」と、気になる点がありました。それは、「次世代リーダーに期待する将来の役割」と「教育内容・方法」を見ていて気がつきました。
まず、「次世代リーダーに期待する将来の役割」ですが、この教育の結果として求めている姿は、職能部門トップ、事業経営者・企業経営者の役割です。
そして、「教育内容・方法」を見ると、リーダーシップ研修、経営管理知識の教育、自社事業戦略の策定・提言、自社組織課題の解決、です。


この2つを重ねて考えてみて感じる事は、「今の組織、今の業務モデルの延長線上でリーダーを育てようとしているのではないだろうか?」ということです。「これで、この激流の時代の変化に適合できるのだろうか?」「これからの未来に企業を成長させることができるのだろうか?」ということです。


今世の中から求められている次世代リーダーは、今までの企業や組織の延長線上にあるようなリーダーではありません。大きな環境の変化に適合できる、新たな稼ぎを作ることができる、新たなビジネスモデルを推進できる、そんな未来を造り上げられるリーダーです。
どうも、今企業が取り組んでいる次世代リーダー育成では、そのようなリーダーを育てる目的で取り組まれてはいないようです。