「差別化」について考えた Vol.261

先週もいろんなことがあった1週間でした。
水曜日には、リーダーとしてチームで課題解決に取り組むための研修を実施しました。また、新規事業としており組んでいるNoMoCCaという飲食店向けITツールで初オーダーを獲得できました。やっと第一歩を踏み出すことができましたので、次は、この事業をしっかり軌道に乗せていきます。
(写真は、ふなき先生のワイン教室で飲んだおいしいスパークリングワインです)

さて、そんな中、水曜日の夜に社長達が集まり、「差別化」についての勉強会で各社の取り組みについて話し合いました。
企業にとって、差別化は非常に重要なテーマですね。それぞれの企業がどんな差別化を行っているかを話し合いました。

私の会社は、「研修やコンサルティング」「飲食店向けITソリューション」が事業ですが、それぞれの差別化は違います。
研修やコンサルティングにおいて差別化となるものは、(1)ブランド (2)定着および効果までのシナリオと実績の信頼性 (3)主催者・受講者の声 です。研修/コンサルティングは、形になるものではありませんので、これらのことを差別化として意識しとりくんでいることが多いです。なにしろ、差別化を打ち出しても、信頼いただかないことにはビジネスにはなりません。ブランドが差別化となれば良いのですが、それには、まだまだ苦労しているのが正直なところです、
新規事業で取り組んでいるITソリューションは、「プロセスイノベーション」「シンプルで簡単」が差別化になります。「オペレーション方法を見直して、手間を減らした上で、お客様にもっと喜んでいただいて、ちゃんと儲かりましょう」ということです。これをご納得いただけましたので、初受注につながりました。

他の幾人かの社長の話を聞いていて気がついたのですが、「その社長が”やりたい!”と考えていることは”差別化”なんだろうか?」ということです。
例えば、ある飲食店の経営者が、「新しいこんな食材を扱いたい。それで差別化していきたい」と言っていました。その場では言いませんでしたが、これは本当に差別化なのか? 疑問です。
差別化として最も重要なのは、「お客様がその差別化を価値と認めて取引をしてくれるか?」と「本当に儲けにつながるのか?」だとおもいます。すなわち、事業として有効な「差別化」というものまでにはなっていなく、社長が「ただやりたい」と感じていることだけではないでしょうか。

一般的に、「売りたいと思っている物は売れない」という「死の谷」や「ダーウィンの海」とい言われる問題があります。
すでにそのビジネス領域で多く売れているものを安く販売する場合にはそんなことはありませんが、新しい試みとして「こんなものが売れる!」と思って新製品を開発して出しても、通常は売れないことが多いようです。私地震「必要で売れるはずだ!」とおもって出したものが全く売れなかった経験が山ほどあります。例えば、売り手が想像している使い方や活用方法は、ほとんどの場合が期待外れに終わり、お客様は全然想定もしていなかった使い方や要望が多いです。

差別化にまでしていくためには、”やりたい”と思っていることにチャレンジする必要はありますが、その場合には、”やりたい”とおもっていることや”自分ができる”と思っていることにこだわりすぎず、その商品・商材を捨ててでも変化していく柔軟性とリスクを減らすためのコストコントロールが必要です。

ある小売店をしている社長は、非常におもしろい差別化の話をしていました。衣料業界でサラリーマンをしていて、小売業界の事業を始めたのです。
彼が言うには、差別化の要素は、「異業種からの参入」でした。衣料業界では在庫管理が徹底されていますが、小売業界では在庫管理がドンブリだそうです。「だから、それを差別化にできた」と言っていました。

そもそも差別化というテーマの勉強会でしたが、
・売るものにこだわりすぎず、柔軟に変更していく柔軟性
・ちゃんとしたコストコントロール、売れ筋把握
・業界の問題点を異業種の目で発見し活用する
これが、ビジネスを拡大していく上での重要なポイントだと改めて認識した1週間でした。

こういう「差別化」は、どんなビジネスマンにも重要な要素です。そして、しっかりしたアジェンダに従い体験することがそのスキルの強化を確実なものにします。
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スパークリングワインは左から
スペイン CAVAのスパークリング (SEGURA VIUDAS BRUT SERERVA)
シャンパーニュ (Brut Millesime Premier Cru ’10)
シャトーメルシャン 穂坂のあわ