リーダーへの成長プロセス実践方法! ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(2)

未来を自らの手で創れるようになる!

お金を稼ぐためだけに、つまらない仕事を黙々と続ける。そんな人生は嫌だと思いませんか?
組織の中で「仕事を楽しむ」ことができる人たちを、私たちはハイパフォーマーと呼んでいます。
彼らは決まったことをこなすことではなく、変化を創ることを仕事と考えています。
グローバル化が進み競争がさらに激しくなる世界で、豊かな未来を創り出す力をもっているのは、彼らのような人材なのです。

高いポジションへの昇進・大きな報酬・多くの魅力的なチャンスを得ているハイパフォーマーたちは、「仕事の技術」を身に着け、活用しています。
この「仕事の技術」をしっかり学び変化を実践できれば、あなたも彼らのように活躍し、仕事を楽しむことができるでしょう。

仕事を楽しみながら結果を出し、これから組織の未来を担っていくハイパフォーマーたちは、リーダーシップのみならず「リーダーとしての仕事の技術」を身に着け、それを仕事で発揮しています。
彼らが優れたリーダーになれた所以は、リーダーについてしっかり学び、それを応用して実践しているからです。2回目となるこのコラムでは、「リーダーになるための成長プロセス」について解説します。

昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術 > リーダーへの成長プロセス実践方法!

組織で活躍するリーダーは、学ぶ環境を用意すれば必ず育成できる!

私たちはクライアント企業でリーダー育成に取り組む際、最初に「リーダーは本当に育成できるのか?」について議論します。

「できる!」
「リーダーの素質は生まれ持ったものだからできない!」
など、そこでは様々な意見がありました。

このとき、私たちは力強く「リーダーは育成できる!」と言います。
優れたリーダーたちは、リーダーやリーダーシップについて積極的に学び、実践しているからです。
「リーダー」について学べる環境と、適切な助言のもとでしっかり実践・経験できる場を用意すれば、必ず育成できます。


リーダー、マネージャーの違いとは? 言葉の定義から、その本質を理解しよう

まずリーダー、マネージャー、リーダーシップ、マネージャーシップという言葉を考えてみましょう。
リーダー、リーダーシップ、マネージャー、マネージャーシップのそれぞれについて、その違いをしっかり説明できる人は少ないです。
私たちの研修で受講者に問いかけたところ、
「野球で例えるならば、監督がマネージャーで、チームのキャプテンがリーダー」
「リーダーは将来を指し示す人で、リーダーシップは人を思いやること」
という答えが返ってきました。

リーダー、マネージャー、リーダーシップなど、それぞれの言葉を知っていても、定義が明確になっていないようです。まずは、これらの言葉の定義から始めましょう。


「リーダー」の言葉の定義

「リーダー」という言葉は、「人」そのものを指します。「存在」ともいえます。
変革を推進する人・存在、それが「リーダー」です。

上記以外には、下記のようにリーダーを説明することもできます。
  • 未来に成し遂げたい姿を示す人・存在
  • 開拓者、進んで未知の世界に足を踏み入れる人、変化を始める人・存在
  • 変化のための資源 (人・モノ・カネ・情報) を持っている人・存在


  • リーダーには、「フォロワー」という人・存在が必要になります。
    リーダーは変化を率先して成し遂げる人・存在ですが、1人では成し遂げることができません。その成功のカギを握るのが「フォロワー」という人・存在です。
    後ほど、このフォロワーについても解説します。優れたリーダーになるには、フォロワーの存在とその資質や能力をしっかり認識し経験しておくことが大変重要だからです。


    「リーダーシップ」の言葉の定義

    「リーダーシップ」という言葉には、リーダーに「シップ」という言葉がついています。
    「シップ」とは、資質や特性という意味があります。
    すなわち、「リーダーシップ」という言葉は、「リーダーという人・存在が持つべき資質・特性」という定義となります。

    リーダーシップには、下記のような資質・特性が含まれます。
  • 変化を率先する姿勢・特性
  • 未来を描ける能力
  • 人に影響を与える能力
  • チームを常に最重要目標に集中させる能力


  • 「マネージャー」の言葉の定義

    マネージャーも「人」、もしくは、「存在」です。マネージャーとは、「業務を管理する人・存在」という定義になります。

    上記以外に、マネージャーは下記のような言葉で説明することもできます。
  • 決められたことをメンバーが正しく行なうように管理する人・存在
  • 様々な業務間の調整を図る人・存在


  • 「マネージャーシップ」の言葉の定義

    「マネージャーシップ」にも「シップ」という言葉がついています。
    ですので、マネージャーシップとは、「マネージャーという人・存在の人が持つべき資質・特性」という定義となります。
    マネージャーシップとして特に必要な定義は、「決められたことをしっかり行なう資質・特性」と私たちは説明しています。


    リーダーは右輪、マネージャーは左輪

    あなたが目指しているパイパフォーマーとなるには、「リーダーという存在だけ・リーダーシップの発揮だけ」、もしくは「マネージャーという存在だけ・マネージャーシップの発揮だけ」というように、一方だけでよいということではありません。
    ハイパフォーマーである優れたリーダーには、下記が求められます。

  • リーダーとしての人・存在として求められている仕事の技術を知り、変化を成し遂げること
  • リーダーとしての仕事の技術を発揮できるためのリーダーシップ(資質・特性)をさらに高める
  • マネージャーとしての人・存在として求められている仕事の技術を知り、仕組みを整え管理すること
  • マネージャーとしての仕事の技術を発揮できるためのマネージャーシップ(資質・特性)をさらに高める


  • リーダーは右輪・マネージャーは左輪といえます。自動車の車輪のように、両方が存在し、かつ、バランスよく機能することが求められています。

    「昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術」は全9回のシリーズを通して解説します。今回は、主にリーダー・リーダーシップについて解説しますが、他の回ではマネージャー・マネージャーシップについて解説しています。


    あなたにはたくさんのチャンスがある!

    日本のビジネスパーソンには、リーダーとマネージャーの双方仕事の技術を発揮できている人は、それほど多くありません。
    それどころか、本来求められるリーダー・マネージャーのどちらも担うことが出来ず、マネージャーというポジションで勘と経験に頼った仕事をしているだけの人も多いです。
    これは自動車でいえば、右輪(リーダー)も左輪(マネージャー)もローギアーのままということです。

    ですから、しっかり学び実践すれば、あなたがハイパフォーマーとして抜きん出て活躍できる可能性は十分にあります。


    第1段階 セルフリーダーシップを学び、優れたリーダーへの基礎を固める

    「優れたリーダーへの成長プロセス」の第1段階として、「セルフリーダーシップ」について考えてみましょう。

    セルフリーダーシップとは、「自分自身をリードしていく資質・特性」のことです。
    リーダーは、他の多くの人をリードします。そのためには、まず「自分自身をリード」することを通して、リーダーとしての基本的な資質や特性を育てる必要があります。

    セルフリーダーシップとして強化したい資質や特性は下記になります。
    1. ビジョンを描き、実現を決意する
    2. 変化を率先する
    3. 人を動かす影響力を身に着ける


    セルフリーダーシップを学ぶ教材や機会は様々ありますが、私たちがおすすめするのはこの2つです。

    『7つの習慣®』スティーブン・R・コヴィー
    『人を動かす』D・カーネギー

    両方とも有名な書籍ですので、ぜひ1度読んでみてください。
    書籍をベースとした研修も用意されています(2018年4月時点)。


    1. ビジョンを描き、実現を決意する

    セルフリーダーシップで最初に学ぶことは「ビジョンを描き、実現を決意する」です。
    そのためにポイントとなるのは、方向性です。
    「方向性」を示すためには、下記の3つの要素が必要です。
  • ミッション (Mission)
  • ビジョン (Vision)
  • 価値観

  • 「ビジョンを描き、実現を決意する」ために必要な要素に、さらに「ビジョン」が入っているので少し混乱されるかもしれません。
    ビジョンはミッション・価値観とともに考えることが重要です。そうすることで、ビジョンをより具体的なものにし、意欲を高め実現の可能性を高めることができるのです。

    この3つの要素について、さらに具体的に考えてみましょう。


    ミッション (Mission) とは

    「使命はなにか?」の答えとなるものです。
    「外部 (親・家族・友達・子供・社会・環境・市場・神など) から与えられた役割や存在価値」を考えると、つかみやすいでしょう。

    様々な企業のビジョン作成のお手伝いをし、ミッションについて考えてもらいましたが、ミッションは日本人には分かりづらいようです。
    ですが、キリスト教・ユダヤ教・イスラム教などの人は、ミッションは馴染み深いようです。その理由は「神」の存在です。「神」という絶対的な存在がいて、「神があなたに使命として与えられているものは何か?」を、宗教を通して常に考えているからです。
    宗教とあまり縁のない日本人にとっては、「未来のために与えられている役割は?」「子どもたちのために与えられている役割は?」「社会のために与えられている役割は?」で考えるとイメージしやすくなります。


    ビジョン (Vision) とは

    「実現したいことはなにか?」の答えとなるものです。
    「私たちはどうなりたいか? 誰にどう喜んでもらいたいか?」から考えてみるとよいでしょう。

    さきほどご紹介した『7つの習慣®』がビジョンを考えるよい方法を説明しています。
    それは「ゴールの時点において、誰に喜んでもらいたいか? どう喜んでもらいたいか?」です。
    ビジョンをより豊かにし、目標達成の決意を高めるためにも、『7つの習慣®』を通じて深く学習することをおすすめします。


    価値観とは

    「価値をおく心がけ・考え・行動はなにか?」の答えとなるものです。
    「Visionの実現に向けて、価値や重要さを置く心がけ・思考様式・行動様式」を考えるとよいでしょう。

    「価値や重要さをおく心がけ・思考様式・行動様式」のため、例えば最終目的地点に向かって、
    ・急な坂道を登っていく、もしくは、緩やかなハイキングコースを歩く。どちらを選ぶ?
    ・飛行機で行く、もしくは、船で行く。どちらを選ぶ?
    ・荷物をたくさん準備していく、もしくは、軽装でいく。どちらを選ぶ?
    など、複数の選択肢を比較して考えるようにすると、価値観の本質がつかみやすいでしょう。

    セルフリーダーシップの一環としてあなたのビジョンを描く時には、この3つを文章として書いてみましょう。実際に書いてみることが効果的です。
    最初は難しいと感じるかもしれませんが、半年もしくは1年ほどかけて繰り返し、セルフリーダーシップとして「あなたのミッション・ビジョン・価値観」を描く能力を高めてください。


    セルフリーダーシップで培ったミッション・ビジョン・価値観を、企業や組織に合わせて発展させる

    セルフリーダーシップとしてあなた自身のビジョンを描く能力は、あなたが企業の経営者、もしくは、事業部・部・課などを率いるリーダーという存在を担った際に役に立ちます。
    なぜならば、チームの力を束ねることで結果を出していくためには、企業には「企業としてのミッション・ビジョン・価値観」が、部や課には「部や課としてのミッション・ビジョン・価値観」が必要となるからです。
    また、部や課のミッション・ビジョン・価値観は会社のものと矛盾なく展開しているものになっていることが大切です。

    このように、あなた自身のビジョンを描くことを繰り返し行い、ビジョンを描くセルフリーダーシップを高めることが、企業内においてのリーダーとしてのあなたの存在に役立つのです。


    2. 変化を率先する

    「変化」という言葉を聞くと、あなたはどのように感じますか?

    私たちの研修に参加した人たちの回答は下記でした。
    ポジティブな意味合いとしては、「前進」「進化」「成長」などでした。
    ネガティブな意味合いとしては「大変」「無駄」「否定」などでした。

    変化の起点が自分だった場合、すなわち「自分から変化しよう!」と思った場合、人は「前進」「進化」「成長」などのポジティブな意味合いで「変化」という言葉をとらえます。
    その一方で変化の起点が外部、すなわち他者から変化を求められた場合、人は往々にして変化の意味合いをネガティブな意味合いとして捉え、素直に「変化」を受け止めません。
    通常、外部・他者から変化を求められた場合、人は下記のような行動にでます。

  • 自己防衛的になる
  • 自分の能力や経験を優先する
  • 自分が認められることに関心がいく

  • 多くの企業が行なう変革が失敗する原因はここにあります。リーダーが示した変革に協力しないのです。協力しないだけではなく抵抗することもあります。

    セルフリーダーシップを高めるためには、「外部・他者から変化を求められたらどうするか?」を考え、対策を準備しておくことも必要です。
    下記について考える習慣をもつことで、変化の率先力は格段に上がります。

  • 自分が嫌な気分になったり、否定的な態度をとったりしたのは、どのような場面だったか?
  • そのとき、どのような変化を求められたのか?
  • それは、ミッション/ビジョン/価値観につながる変化だろうか?
  • その際、どうすればよかっただろうか?


  • 3. 人を動かす力を身に着けるには

    「人を動かす力」は、この2つの書籍を通して考えましょう。ぜひ1度読んでみてください。

    『人を動かす』D・カーネギー

    人を動かすには、3つの原則があると説明しています。

  • 批判しない
  • 評価・称賛する
  • 強い欲求を起こさせる

  • これらは「コーチング」というメンバーの目標達成支援の手法としても紹介されているものです。


    『ストレングス・リーダーシップ』トム・ラス & バリー・コンチー

    著者たちは、1万人以上に下記のような質問をしました。

    Q1: 日々の生活の中で、最もポジティブな影響を与えてくれているリーダーは誰ですか?
    Q2: その人があなたの人生に与えてくれている物を、最もよく表している単語を3つ挙げてください。

    この調査を通してわかったことは、フォロワーがリーダーたちに求めているものは下記の4つでした。

  • 信頼(人は、信頼を築ける人についていく)
  • 思いやり(人は、思いやりを示す人についていく)
  • 安定(人は、安定をもたらす人についていく)
  • 希望(人は、希望を生み出す人についていく)

  • これら2冊の本からわかることは、「人を動かす」とは「相手がついていきたいと感じ思うこと」なのです。まず、あなたの中にこのようなリーダーシップを育むことが大切です。

    「相手がついていきたい」と感じるリーダーシップを高めるためには、常日頃から下記の取り組むことが効果的です。
  • 1. 「信頼」「思いやり」「安定」「希望」の言葉の意味について、仲間と話し合う
  • 2. この4つの言葉それぞれに、具体的に取るべき行動を決めて取り組む
  • 3. その行動の達成度合いを定期的に評価する


  • 第2段階 フォロワーとしてのリーダーは、部下と上司の両方を動かす!

    第2段階は、「フォロワーとしてのリーダー」です。
    自分自身をリードするセルフリーダーシップの次は、会社を変革に担うような優れたリーダーの変化に追従するフォロワーとしての役割を学びます。


    フォロワーとは

    変革を遂行する優れたリーダーには、フォロワーという存在が必須です。優れたリーダーである社長や事業部長が変革を推進する際、優れたリーダー1人では成し遂げることはできません。それに協力し、率先して協力する人が重要となります。それが社長や事業部長の下で、部や課などをまとめるフォロワーです。

    事業部・部・課のマネージャーであるあなたは、フォロワーとしての存在を認識し、優れたリーダーが目指す変化に追従することが求められます。
    フォロワーはメンバーをリードすると同時に、自分の上にいる優れたリーダーも動かす力が必要です。
    ですので、フォロワーもリーダーであり、フォロワーとしてのリーダーの仕事の技術が求められます。また、フォロワーのリーダーシップ(資質・特性)は、あなたのチームのメンバーに対するものだけではなく、優れたリーダーである上司に対しても必要になります。

    優れたリーダーは、フォロワーとしての仕事の技術をしっかり学び、経験しています。優れたリーダーになるには、フォロワーの仕事の技術に精通していることは必須条件だからです。


    メンバー(部下)を動かすには

    メンバーに対しては、下記の4つの力が必要です。


    1.要望力

  • メンバーに仕事を指示し、より高い効果や成果を要求する

  • メンバーに「もっとxxxしろ!」という要求をするだけでは、自然にチームの生産性が向上していくことはありません。次の3つの力(共感力・通異力・信頼力)とともに行なうことが大切です。


    2.共感力

  • メンバーの立場や気持ちに配慮し、行動を援助する

  • チームの中に信頼関係が醸成され、自由な雰囲気が生まれます。それによりメンバーは働きやすさや居心地の良さを感じます。ただし、仕事の動機づけに直接的につながるものではないので、これだけで高い成果を期待することはできません。


    3.通意力

  • 仕事を進めていく上で必要とされる情報をメンバーに提供し、リーダーや自分の意志を伝え、仕事の意味付けを行う

  • 単に情報を伝えるだけでなく、メンバーが理解できていることが大切です。メンバーが自律的・主体的に仕事をする動機づけをすることになります。


    4.信頼力

  • 職務上の能力あるいは管理能力などの点でメンバーから信頼され、自信を持っている

  • フォロワーとしてのリーダーシップを発揮する際は、メンバーからの信頼が前提になります。『ストレングス・リーダーシップ』のところでも触れましたが、この「信頼力」は重要です。次で説明する2つの要素を含め、ここで紹介する6つの力の基盤となります。


    上司を動かすには

    上司に対しては、下記の2つの力が必要となります。


    1.統合力

  • 上司の変革の意図や考え方を理解し、共通の基盤に立って補佐する
  • 上司との方向性や考え方のズレを少なくする

  • 統合力はフォロワーにとても重視されている要素です。そのため、上司の考えをしっかり理解するために、十分な上司とのコミュニケーションが必要となります。


    2.上動力

  • 自らの意思や考え方を上司に提案し、上司を動かす

  • フォロワーから上司への主体的な働きかけを中心ですが、注意点としては、上司の考えを否定するのではなく、上司が見逃している代替案やその効果を提案する姿勢が大切です。


    指示待ちのマネージャーにならないために

    ここであなたに深く考えてほしいことがあります。
    それは多くの企業で、「リーダーからフォロワーとしての存在を期待されている多くの人が、指示待ちのマネージャー」になってしまっていることです。

    リーダーが変革の方向性を示せば、その部下であるマネージャーにはフォロワーとしてそれに追従することが求められます。
    ところが多くのマネージャーは、下記のような状況に陥っています。

  • フォロワーとして協力しようとしない
  • 変革に抵抗する
  • 指示待しになる、指示されたら行なう


  • 指示待ちのマネージャーになることなく、ハイパフォーマーとしてフォロワーのリーダーシップを発揮し、さらに上位のリーダーへと成長するためには、下記がポイントとなります。

  • セルフリーダーシップの発揮
  • 人脈構築につながるコミュニケーション
  • 常に次に取り組む課題を探す

  • あなたがマネージャーになった時は、この3つを意識して取り組むことがフォロワーとして活躍し、認められることに繋がります。
    そして、この3つはさらに上位のリーダーとして活躍するために必要な要素となります。


    第3段階 ハイパフォーマーなリーダーとして活躍する!

    「リーダーへの成長プロセス」の最終段階は「リーダー」です。
    ビジネスの世界において、多くのリーダーたちが活躍しています。

  • スティーブ・ジョブス氏
  • 孫正義氏
  • ジェフリー・イメルト氏
  • カルロス・ゴーン氏
  • 豊田章男氏
  • ティム・ブラウン氏
  • (会社名、肩書は省略しています)

    彼らのような企業を代表するリーダーは、3つに分けることができます。

  • カリスマ型リーダー
  • 変革型リーダー
  • ファシリテーション型リーダー

  • カリスマ型リーダー

    スティーブ・ジョブス氏
    孫正義氏 など

    自ら会社を起こし、生まれたばかりの小さな状態から世界で認められるような大きな企業に育てた人たちです。
    カリスマ型リーダーが最も大きな変化を成し遂げます。

    カリスマ型リーダーの特徴は下記です。
  • ビジョンを示す
  • リスクを取る
  • 並外れた行動をする など

  • 自ら会社を起こしたため、フォロワーとしてのリーダーシップは経験していません。ですが、セルフリーダーシップを十分理解し、リーダーとして活用できています。


    変革型リーダー

    ジェフリー・イメルト氏
    豊田章男氏
    カルロス・ゴーン氏 など

    「プロ経営者」と呼ばれ、企業を変革し長期的な成長を実現しています。すでに存在している企業を世界からより高く評価されるような企業へと変化させるリーダーたちです。
    カリスマ型ほどではありませんが、大きな変化を成し遂げるリーダーです。

    変革型リーダーの特徴は下記です。
  • 組織内に危機感を醸成する
  • ビジョンを掲げる
  • 変革チームを作り推進する など

  • フォロワーとしてのリーダーシップも経験・実践し、指示待ちにはならなかった人たちです。もちろんセルフリーダーシップの特性は十分に発揮しています。


    ファシリテーション型リーダー

    ティム・ブラウン氏
    星野佳路氏 など

    カリスマ型、変革型ほどではありませんが、リーダーが存在しない企業と比べれば、彼らの企業の成長や変化の量は圧倒的です。

    ファシリテーター型リーダーの特徴は下記です。
  • ポジションパワー(地位や権限)をあまり使わない
  • メンバーの意見を引き出す
  • メンバーが主体的に動く など

  • 彼らもフォロワーとしての存在を実践し、指示待ちにはならなかった人たちです。もちろん、セルフリーダーシップの特性は十分にもっています。


    今、どのタイプのリーダーが求められているか?

    時代が求めるリーダー像は、市場の特性や会社の状況によって変わります。
    あなたがカリスマ型リーダーを目指すのであれば、起業する必要がありますが、それ以外はあなたが会社に所属したままでも、十分に目指すことができるのです。


    優れたリーダーに共通すること

    優れたリーダーは、企業の「ミッション・ビジョン・価値観」を明確にしています。
    ここで紹介した優れたリーダーたちが作る、企業の「ミッション・ビジョン・価値観」には、下記が含まれています。

  • 企業の「強み」を最大化する
  • すなわち、今持つ「強み」を更に強くする
  • 新たな「強み」を手に入れる

  • ここで注目したいのは「強み」です。
    「強み」とは、市場や顧客から評価されている要素です。
    それをさらに強くすることが、多くの市場やお客様に貢献します。

    優れたリーダーは、強みを組み込んだ「ミッション・ビジョン・価値観」を掲げます。
    そしてメンバーをそのもとに団結させ、目標に向けて邁進させるのです。
    それがリーダーの本質的かつ絶対的な役割なのです。


    冒頭で「リーダーは育成できるのか?」と問いかけましたが、その答えは「YES!」です。

    今回のコラムで紹介した、セルフリーダーシップ、フォロワーとしてのリーダー、そして最終的にリーダーとして成長するためのプロセスを是非実践し、自らの未来を自らの手で創ってください。

    再び、あなたと深く学び会える機会がくることを楽しみにしています。


    企業の未来を創り、多くの機会を手に入れるハイパフォーマーになるためには

    日本のビジネスパーソンは、大きな転換点を迎えています。
    求められているのは「変化の実践」です。

    今、企業はチームを率いて高い結果を出すマネージャーを、1人でも多く増やしたいと考えています。
    企業の成長を実現するために、変化を実践できるマネージャーを求めています。

    ところがこうした育成にしっかり取り組んでいるところは少なく、新しいマネージャーの役割を担えるビジネスパーソンの絶対数は足りません。
    変化に対応し、未来を担う人材になるためには、会社の研修や業務を通じた学びに頼るだけでは残念ながら充分ではありません。
    次世代のビジネスパーソンは教育の機会に受け身になるのではなく、将来の自分に必要なスキルを見極め、自ら率先して身に着けることが求められています。

    こうしたニーズに応えるために、下記のように「ティ・スクエア流 ハイパフォーマーの仕事の技術」を順次公開します。
    あなたが、生産性高く合理的に「高いポジションへの昇進・大きな報酬・様々な魅力的な機会」を手に入れられるようになるために、ぜひご活用ください。

    チームを率いて結果を出すための「マネージャーの新しい役割」~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(1)
    リーダーへの成長プロセス実践方法! ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(2)
    チームで結果を出す「仕事の仕組み化」スキル ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(3)
    ハイパフォーマーに必要不可欠な「組織の業績改善プロジェクトを成功に導く技術」を手に入れる! ~ 昇進・報酬・機会を手にする、ハイパフォーマーの仕事の技術(4)
    目的・目標・方針設定スキルを強化し、組織やチームをリードする! ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(5)
    成功の可能性を最大化!「課題発見と意思決定」 ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(6)
    人材の育成とモチベーション対策 ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(7)
    マネジメントとしてのコミュニケーション力 ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(8)
    最小の時間で成果を最大にする生産性向上と時間管理 ~ 昇進・報酬・機会を手にするハイパフォーマーの仕事の技術(9)

    「ティ・スクエア流 ハイパフォーマーの仕事の技術」とは?

    「さらなる激変が予想される2020~2030年代を担う、次世代ビジネスパーソンたちに求められていることは?」
    それを追求し、形にしたものが「ティ・スクエア流 仕事の技術」です。
    ビジネススクールや研修では知識を学べます。それに対して、ティ・スクエアではパフォーマンスを確実に出すため「仕事の技術」を学ぶことができます。

    ティ・スクエアでは「仕事の技術」の学習機会や、学んだことをさらに活かすビジネスパーソナル・コーチングを提供しています。
    会社の垣根を超え、同じような志をもつ人が集まる場に身を投じるからこそ、学べることがたくさんあります。

    私たちはあなたが「高いポジションへの昇進・大きな報酬・多くの魅力的なチャンス」という成果を手に入れることをコミットします。

    文:ティ・スクエア㈱ 寺尾 卓巳 (てらおたくみ, Takumi Terao)
    Copyright (C) 2018 T-SQUARE Co., Ltd. All rights reserved.


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